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院長’S コラム Vol.19 寒い時期に注意が必要な「ヒートショック」

コラム
寒い時期に注意が必要な「ヒートショック」

1. 病院経営危機の深刻化みなさんこんにちは。院長の熊野です。

寒い季節になると、ニュースなどで「ヒートショック」という言葉を耳にすることがあると思います。
これは、急激な室内の温度変化によって血圧が急激に上昇・低下し、心臓や脳の血管に大きな負担がかかり、障害を引き起こすことを言います。

実は、日本国内で入浴中に亡くなる方は、交通事故死亡者数よりもはるかに多く、その主な原因がこのヒートショックであると言われています。

ヒートショックを他人事と思わず、正しい知識を持って対策を講じましょう。

● なぜヒートショックは起きるのか?
私たちの体は、寒い場所へ行くと体温を逃がさないように血管が収縮し、血圧が上がります。逆に、温かいお風呂に入るなど身体が温まると血管が広がり、血圧が下がります。

例えば、「暖房の効いた居間」から「冷え切った脱衣所・浴室」へ移動し、そこから「熱い湯船」に浸かるといった短時間の激しい血圧の変動は心臓や血管に大きな負担を強いることになり結果として心筋梗塞、脳卒中といった疾患を引き起こすリスクとなります。

● ヒートショックを防ぐ「5つの習慣」
特別な設備が自宅になくても、日々のちょっとした工夫でリスクを大幅に下げることができます。

1.脱衣所と浴室を事前に温める 入浴前に暖房器具で脱衣所を温めたり、シャワーを使って洗い
  場をお湯で流すことで、浴室内の温度を上げることができます。
2.お湯の温度は「41度以下」に 42度を超える熱いお湯は、心臓への負担が大きくなります。
  湯船の温度設定は41度以下とし、なるべく長湯を避けましょう。
3.いきなり湯船に浸からない 手足の先から「かけ湯」をして、体を徐々に温度に慣らしてから
  入浴してください。
4.夕食直後や飲酒後の入浴は控える 食後や飲酒時は血圧が下がりやすくなるだけでなく、入浴
  による心臓への負担が増すため危険です。
5.入浴前に家族に声をかける ヒートショックの初期段階では、意識が遠くなるといった症状が 
  あります。異変があったときにご家族など周囲の方がすぐ気づけるよう、一人で入浴せず、
  周囲にひと声かけてから浴室へ向かいましょう。

● 地域の皆様で支え合いを
ヒートショックは高齢の方だけでなく、高血圧や糖尿病などの持病がある方にも注意が必要です。「我が家は大丈夫」と過信せず、ご家族や地域の方たちで「今日はお風呂場を温めてね」とお互いに声を掛け合うことも大切です。

ちょっとした心がけが、大切な命を守る一歩になります。
温かい春を笑顔で迎えられるよう、今日からできる対策をしていきましょう。

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