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院長’S コラム Vol.23 かしこい健診結果の利用法  ~ あなたの「健康バロメーター」を活かすために ~

かしこい健診結果の利用法  ~ あなたの「健康バロメーター」を活かすために ~

かしこい健診結果の利用法  ~ あなたの「健康バロメーター」を活かすために ~みなさんこんにちは。院長の熊野です。

新年度が始まって1ヶ月あまり。皆さんの職場の多くで健康診断が行われていると思います。また6月には安中市の特定健康診断も開始されます。
さて、毎年届く健康診断の結果をみなさんはどのように見ていますか?
「今年も異常なしで一安心」とファイルにしまい込んだり、逆に「要再検査」の項目を見て不安になり、そのまま放置してしまったりすることはないでしょうか。

健診結果は、単なる「健康の成績表」ではありません。それは、あなたの身体が発している未来へのサインであり、健康のバロメーターです。手元に届いた健診結果をかしこく利用し、病気を未然に防ぐための3つのステップをご紹介します。

1. 「判定」より「数値の変化」に注目する
多くの人が「異常なし(A判定)」か「要観察(BやC判定)」かという結果区分に一喜一憂しがちです。しかし、実は最も重要なのは「数値の推移」です。 例えば、血糖値が正常範囲内であっても、昨年より確実に上昇傾向にある場合、それは身体が「このままでは危険信号を出す一歩手前ですよ」と警告しているサインかもしれません。結果表の過去数年分を並べてみてください。一定の項目が少しずつ右肩上がりになっていないか(逆に下がり続けていないか)を確認すること大切です。

2. 「放置」が最大の悪手
「要精査」や「要再検査」の通知を受け取りながら、「自覚症状がないから」と受診を先延ばしにする方がいらっしゃいます。これが最も危険です。 特に生活習慣病や早期の悪性腫瘍等は初期段階では自覚症状がなく、体調変化や違和感が出たときには、すでに病気が進行している可能性もあります。
医師が「再検査」を勧めるのは、今なら簡単なケアで元に戻せる、あるいは最小限の治療でコントロールできると判断しているからです。忙しい日常の中で受診を調整するのは大変かと思いますが、ご自身の未来への投資と考えて、早めの相談をお勧めします。

3. 「疑問」を医師にぶつける
健診結果は、専門用語が多くて分かりにくいものです。もし不明な点があれば、遠慮なく医師にご相談ください。 「この項目の数値が上がったのは、最近の食生活のせいだろうか?」「この判定が出たら、具体的にどんな運動を始めたらいい?」といった具体的な問いかけは、あなたの健康に対する意識を変えます。私たち医師は、結果という「データ」を、あなたの「生活の知恵」に変換する翻訳家のような役割を担っています。

健診は受けただけで終わるものではありません。結果を読み解き、日々の生活をほんの少しだけ調整することで、5年後、10年後の身体は大きく変わります。
 
今年の健診結果、ぜひもう一度テーブルの上に広げてみてください。
もし気になることがあれば、いつでも当院までお越しください。

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