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院長’S コラム Vol.25 酷暑の夏に備える! ~ 命を守る「賢いエアコンの使い方」~

酷暑の夏に備える! ~ 命を守る「賢いエアコンの使い方」~

酷暑の夏に備える! ~ 命を守る「賢いエアコンの使い方」~みなさんこんにちは。院長の熊野です。

いよいよ本格的な夏が到来しました。この時期に私たちが最も警戒しなければならないのが「熱中症」です。毎年のように「自分は大丈夫」と思われていた方が、救急車で病院に搬送されています。

実は、熱中症の約半数は「夜間」を含めた室内で起きています。

冷える風が苦手、電気代が心配と、エアコンの利用を我慢していませんか?
現代の日本の夏において、エアコンは生活必需品であり、命を守るための「医療機器」といっていい存在です。

今回は、医療の視点からお伝えしたい「賢いエアコンの使い方」の3つの鉄則をお話しします。

● 鉄則1:夜間も「つけっぱなし」が正解
「寝るときはオフタイマーを2時間に設定している」という声をよく聞きます。しかし、これは非常に危険です。タイマーが切れた後に室温と湿度が急上昇し、寝苦しさで目が覚めたときには、すでに脱水や熱中症が始まっているケースが後を絶ちません。

睡眠中は水分補給ができないため、熱中症のリスクが高くなります。夜間のオフタイマーは使わず、朝までつけっぱなしにしてください。

設定温度は26〜28度を目安に、寝具やパジャマで心地よく調整することで熱中症を予防し、睡眠の質を高めることにつながります。

● 鉄則2:節電は忘れて「快適さ」を最優先に
電気代の値上がりが気になる昨今、少しでも節電しようと温度を高めに設定したり、こまめに消したりしていませんか?
熱中症で体調を崩して入院するようなことになれば、電気代どころではない費用がかかりますし、何よりお体へのダメージは計り知れません。
どうかこの夏は節電の意識を一度横に置いて、ご自身が「快適だ」「涼しい」と感じる温度(室温28度以下、湿度60%以下が目安)に設定してください。

● 鉄則3:高齢のご家族・ご近所への配慮を
熱中症で最も搬送数が多いのは高齢者の方々です。加齢にともない「暑さを感じるセンサー」や「喉の渇きを感じる機能」が鈍くなるため、室温が30度を超えていても「寒いくらいだ」と感じてエアコンを消してしまうことが本当によくあります。

高齢者の方のいる世帯では、ご家族や周囲の方が「適切に使えているか」に目を配ってください。離れて暮らしている場合は、電話で「エアコンつけてる?」と声をかけたり、室温が自動で分かる見守り家電を活用したりするのもおすすめです。

地域の皆さまで声をかけあい、お互いに体調を気遣うことが命を救うことにつながります。

熱中症は、正しい知識とエアコンの適切な利用で「100%防げる病気」です。

どうか我慢をせず、文明の利器を賢く使って、この厳しい夏を健やかに乗り切っていきましょう。
体調に不安を感じたら、いつでもお気軽に当院へご相談ください。

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