診療案内
当院では顔や手足などにおける傷の治療 を行っています。
受傷した経緯や時期、また原因により創部の症状は異なります。
また傷に対する処置は傷の深さや大きさ、組織の損傷や汚染の程度などにより異なります。
傷をきれいに治すために重要なことは、受傷早期の治療です。
小さな傷は病院へ行かずに済ませてしまうことが多いかもしれません。しかし間違った処置だと傷が治りにくくなったり、傷跡が残ってしまう場合があります。
種類や対応方法
すり傷(擦過傷)
子供から大人まで日常生活で最もよく経験する傷の1つです。
皮膚が浅く擦(す)りむいた状態で、多くの場合は縫合せずに治癒しますが、出血や痛みがある場合は受傷後なるべく早く水道水で十分な洗浄を行い、砂や土などの異物を取り除くことが大切です。
尚、イソジンやマキロンといった消毒薬は傷の治りを悪くする原因となるので、使用は控えてください。
切り傷(切創)、深い傷(挫創)
刃物や突起物などによりできた傷を言います。切創の場合、一般的に周辺組織の損傷は軽度であるため、処置により早期治癒が期待できます。表面(表皮)だけが切れている場合は、出血も少ないことが多く、傷を適切に保護すれば自然に治ることがほとんどです。
傷が深く、皮膚の下の組織(脂肪層や筋肉)が露出している場合、出血が多く傷が十分に確認できない場合は、創部をなるべくきれいな布製品で圧迫し保護しながら、医療機関へ速やかに受診をしてください。
医療機関では創部の状態を確認し、止血や縫合処置などを必要に応じて行います。
動物咬傷(ペット咬傷)
動物に咬まれることで起こる傷です。
通常の傷との違いは、咬まれたことで表皮・真皮が損傷し、動物の口腔内にいる細菌が真皮より深く組織内へ侵入することです。イヌに咬まれた場合、4~20%で咬傷部の感染が起こると言われていますが、ネコでは歯牙が深く組織に食い込んでしまうことが多く、60~80%という高確率で咬傷部の感染が起こると言われており注意が必要です。
対処としては、咬まれた部位を水道水でしっかり5分以上洗浄することが重要です。
傷が深く、出血も多い場合があるためまず止血を考えますが、感染を防ぐために傷口の細菌をできるだけ洗い流すようにしてください。
痛みや出血がない場合でも十分な洗浄を行って24時間以内に医療機関への受診をお勧めします。
